2015.07.01
フラワーアレンジ&ロイヤルファミリー

essay1507 梅雨明けが待ち遠しい昨年の今頃サマースクールで英国に滞在していた。その際お世話になったシェーン・コノリー氏がエリザベス女王のバイアポイトメント(王室御用達)になられたことはロイヤルベビーの誕生と同じくらい嬉しいニュースだった。

 ロンドンのフラワースクールで学んだ日々が今も色あせることなく輝き続けていることは王室との関わりが大きい。アン王女のためにデザインされたブーケを見せていただけたり、ダイアナ妃が受講を予定されていた学校の春のコースのことを耳にするだけで幸せに思えた。

 サマースクールで招いてきたフラワーデザイナーたちも、その殆んどがロイヤルファミリーのお仕事をされていた。以前英国のサマースクールでワークショップをしてくださったラッセル氏はデモで仕上がった作品を見せながら、この作品をチャールズ皇太子が法外な価格で2点お買い上げくださったという話をしてくださった。王室はそうして多くのアーティストを育てているのだと思った。シェーンがこれからエリザベス女王にどのようなアレンジをお作りになるかと考えるだけでワクワクしてしまう。益々英国から目が離せない。

日英フラワーアレンジメント協会チェアーパースン かわべやすこ