2013.07.01
J.E.F.A.Sのあゆみ 一期一会

20年前のちょうど今頃、私たちはリーズ城の果てしなく続く新緑の中で言葉を無くしていました。英国に暮らした時随分いろいろなお庭を巡ったつもりでしたがここはそのどことも異なっていました。どのように表現すればこの感動が伝わるのか?でも言葉にできないでいるというのが現実でした。

その3年後の1996年三越日本橋本店でのイベントでポーラ・プライクを招聘することができました。そのころ毎年行っていた英国でのサマースクールでポーラのスクールを訪れていたので彼女がご自分の著書に「次回は日本で会いましょう!」とサインをしてくださった時の感激は忘れることができません。

2000年の英国とフランスで行ったウィンタースクールでの出会いでシェーン・コノリーを2002年に東京・青山にお招きすることができました。

レッスンを受けたいという私たちのために彼はご自宅に招いてくださいました。
ケネス・ターナースクールのトップデザイナーシャーロンも遊びに来てくださって再会を喜びあいました。シェーンがロイヤルウェディングでウィリアム王子とケイト妃のフラワーコーデュネートをされたことは私たちの誇りであります。
1996年三越日本橋本店での私のデモンストレーションを見に来てくださった逸見晴恵さんが実は素晴らしいアーティストでお花の絵を沢山描いておられました。

その絵から得たインスピレーションでブーケやアレンジを私が作ってイベントをすることになりました。JEFAS 10周年のイベントは逸見晴恵さんに名実ともに「花を添えて」いただきました。

2005年日印協会の招きでインド・バンガロール。2006年は在英日本大使館のご後援をいただき英国ロンドンでデモンストレーションとフラワーショーを開催。

この間5冊の著書を出版しポーラ・プライクの本の日本語監修をさせていただきました人生の目標の10冊まであと4冊です。頑張らなくては!!!

思えばこの20年はあっという間でした。悲しいことに逸見晴恵さんや漆作家の川瀬表完先生、淡交社の北村部長が鬼籍に入られました。イベントやサマースクールでの出会いを思い出すたびに「一期一会」の言葉が頭をよぎります。素晴らしい方々と出会えた事に感謝するとともにこれからの新しい出会いを大切にして心に残る時間を共有していきたいと思います。今秋のオータムスクールでまた新たな1ページをワクワクしながら増やせることを楽しみにしています。

日英フラワーアレンジメント協会チェアーパースン かわべやすこ