2015.10.01
世界一のラナンキュラス

essay1510 控え目だけど存在感があり、たった一輪でも絵になる。

 私の持つラナンキュラスのイメージ。この花を初めて見た日のことは半世紀近く前のことなのにはっきりと覚えている。出会いが印象的な方とはその後ご縁が深くなることが多いが花も同じだ。出会った時からずっと気になっている大好きな花。
 昨年出版した「京都・ロンドン花物語」の表紙をどうするかという話になった時にラナンキュラス以外にどの花も思いつきはしなかった。

 日本中が毎日のように最高気温を更新していた今年8月の上旬、松本のフラワースピリットの上條信太郎氏をお訪ねした。最近のラナンキュラスがずいぶんグレードアップしていると思っていたがそれは影武者であるカリスマ上條氏の存在のお蔭だった。世界一のタイトルを何度も取っておられ、私たちが花の箱を開ける度に驚愕するような美しい花を届けてくださっているのだ。その花を日英フラワーアレンジメント協会の花仲間に見せてあげたいという切なる願いを受け入れて下さり来春松本でのイベントが叶った。京都でのシャンソンとバラのオータムスクール・松本のスプリングスクール・今回が最後になる英国でのアーリーサマースクール。
楽しいイベント山積み! みんなでワクワクできることが今から楽しみだ。

日英フラワーアレンジメント協会チェアーパースン かわべやすこ