2015.01.01
下鴨の風を感じて

essay1410 明けましておめでとうございます。お元気で新年をお迎えになられたことと思います。

 昨年は「かわべやすこの京都・ロンドン花物語」の出版、出版記念パーティ、英国サマースクール、下鴨へショップの移転と目まぐるしい1年でした。新しい店で風を感じたり空を見たりする空間に身を置いている幸せを今更ながら感じています。何より嬉しく思えることは世界遺産の下鴨神社の空気をいつも感じていられることです。神社と言えば日本で三本の指に入る古い神社と言われている奈良県の石上(いそのかみ)神社に初めて行ったときその気の流れの気持ちよさに心癒されました。

 奈良から20年近くレッスンに来られているブルーベルの岡崎さんに石上神社のお話をしたら彼女はそこの装花をずっとされていることがわかりました。もうお一人奈良から通ってくださる方にお薦めの神社としてご紹介したら彼女のご自宅はそのすぐお近くだったのです。

 いつものことながら何か目に見えない偉大な力に導かれ助けられているような気がいたします。

 初詣から始まって初ゑびす、節分、御手洗(みたらし)祭りと毎月のように京都の様々な神社を訪れ下鴨神社に日参するのは私の場合は信仰心というより神社に行くと心地よさを感じるからです。しかし昨秋福島の花仲間と下鴨神社を訪れる機会を持てたときの感動は忘れることができません。神様が私のお願いを聞いてくださったと実感いたしました。毎朝福島の彼女たちの心の安らぎをお祈りしていたからです。

「大変な時はお互いに相手を思い祈ることができる。」
そのような皆様方と大切なお時間を共有できる幸せを思います。どうぞ今年も宜しくお願い致します。

日英フラワーアレンジメント協会チェアーパースン かわべやすこ