2014.10.21
サマースクール2014

essay1410 まるで故郷に帰るようにリーズ城を訪れ癒しの時間を過ごしてきました。

 いつ行っても同じように迎えてくれる場所があることを改めて幸せに思います。

 今年のサマースクールではシェーン・コノリー氏がデモンストレーションをしてくださいました。かつて彼の本で見たテーブルガーデンのアレンジが忘れられなくて今回はそのデモンストレーションをお願い致しました。彼はロイヤルウェディングでウィリアム王子とケイト妃のフラワーコーデュネートをして有名になられた方です。

 レッスンの最初にアドバイスをしてくださいました。「最近はウェブサイトを使って『自分が!自分が!』と前に出よう。出ようとする人が多くいるが信念を持って 花の仕事を続けていくことで必ずチャンスは訪れるのだ」と。14年前小さなご自宅でひっそりと教えて下さった彼が今大きなオフィスを持ち成功された姿はその言葉を裏付けるものでした。驕ることなく誠実に過ごしてこられた足跡を感じました。

 その彼がこれからお庭をイメージするデザインをしていきたいしブームになっていくだろうと語ってくださいました。それは私の思っていることと全く同じでしたのでとても嬉しく思いました。英国の庭の歴史を調べるとかつてはガーデナー(庭師)が庭から摘んだ花を飾ったという時代がありました。これからはフラワーデザイナーが庭をデザインして部屋やテーブルを飾る時代が来るのではないでしょうか?英国のガーデンとフラワーアレンジメントの世界はいつの時代も近づき重なり融合しています。

日英フラワーアレンジメント協会チェアーパースン かわべやすこ